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日本健康促進医学会にて発表

4/23(土)10:22-10:33 森川 綾女 

心身に働きかけるTFT(思考場療法)の応用と可能性  一般演題(口演) 心身に働きかけるTFT(思考場療法)の応用と可能性 森川 綾女 TFTセンター・ジャパン  TFT(ThoughtFieldTherapy)は、経絡のツボをタッピングすることで不安やトラウマなどの様々な心理的な問題を軽減させる心理療法である。米国政府機関には、エビンデンスのある療法として、特に次の症状に効果があると認められている:個人のレジリエンス・自己概念、自律、トラウマ・ストレス関連の障害と症状、抑うつとうつ症状、一般的な機能と健康、恐怖症、パニック、全般性不安障害とその症状、不特定およびその他のメンタルヘルスの障害。国内では、臨床心理士の資格ポイントになっている。 TFTは簡便な手順のため、集団や災害時にも活用しやすく、国内でも佐世保の銃乱射事件や東日本大震災において、トラウマ治療やPTSD予防、支援者支援のツールとして活用されている。特に災害時には、セルフケアやコミュニティでお互いが援助しあう際のテクニックにもなり、本学会が推進する健康促進専門員・健康促進指導士の有効なツールにもなる。  心理療法として発展し始めたTFTだが、臨床の中で身体的疼痛や癌やHIVなどの薬物治療による副作用の軽減にも効果があることがわかり、アフリカではマラリアの症状軽減にも使われているように、医療の補助療法として、また、統合医療の1手法としての可能性も報告されている。演者は国連世界人道促進機構(UN-WHF)での活動を通じて、世界の健康促進活動にさらに活用していく。  本発表では、そのタッピング手順を紹介し、臨床例や応用法についての可能性を考察する。

http://jshpm.jpn.org/program/index.html

2016年04月18日

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