TFTとは?

TFTは、Thought Field Therapyのことで、日本語にすると「思考場療法」といいます。

 米国心理学のパイオニアの一人であったロジャー・キャラハン博士が1970年代の終わりに発見し、
発展させてきたもので、鍼のツボをタッピングすることで心理的問題の症状を改善させていくものです。

TFTが応用できる分野はとても広いのです。例えば、不安、恐怖、依存的衝動、心的外傷(トラウマ)、
怒り、罪悪感、強迫、パニック、自己破壊的状態、抑うつ、身体的疼痛、恥、能力の向上、
イメージの困難さ、時差ぼけなどです。

手順が簡単な上に、効果が高く、即効性があり(早くて数分)、副作用がなく、
セルフケアに使えるというユニークな特長があります。その上、赤ちゃんからお年寄りの方、
動物まで行えます。 ですから、現在日本でも医師、心理士、鍼灸師を初めいろいろな専門家の方々が
臨床に取り入れています。

abouttft

すべての物質はエネルギー(アインシュタイン)

東洋医学の考え方では、人は、自然や環境、もっと広い意味で、宇宙全体の中の小宇宙です。
エネルギーは神経や骨、臓器など、人体の組織となって生命活動を行いますが、
同時に生命体エネルギーとしても全身をかけめぐっています。

「思考」「感情」「身体」もエネルギーで、TFTは東洋医学の経絡やツボを利用して、
それらのエネルギーの不調を改善します。
心身の統合的な治療・健康法として、心理学や生物学、物理学などの西洋科学を取り入れて、
キネシオロジー(動作学)を用いたTFT診断の手順が確立されました。

もっとも中核にある概念は、人の思考にはそれぞれ思考場があり、
そこにエネルギーの混乱であるパータベーション(心的動揺)の状態があると
症状を引き起こすというものです。

ストレスフルな体験をしても心理的動揺の程度に個人差があるのは、
パータベーションの存在が影響しています。
起きた事実や記憶は変えられませんが、思考場のパータベーションがなくなれば、
同じことを考えても激しい動揺が起きなくなるのです。

それがTFTの始まりで、キャラハン博士は、70年代からTFT診断の臨床研究の中で、
様々な症状に対して、ツボをタッピングしてパータベーションを解放できる方法を発見していきました。
また、よく効くタッピングパターンを「アルゴリズム」という定式化された手順にまとめられたことで、
セルフケアが可能となりました。

TFT診断では、さらに、食生活と心身の関係の研究も行われており、
エネルギーに混乱を与えやすい物質(エネルギートキシン)を特定し、
それに対する抵抗力をつける呼吸法も開発されました。


実践はセルフケアから医療、人道支援まで様々です。

TFTは、本を読んで自分で実践したり、セミナーや体験会、オンライン講座でも学べ、
専門家からTFT診断を受けることもできます。

 医学的な治療を妨げることがないため、がんや疼痛などの治療と併用して用いることができ、
むしろ他の治療の効果も高めます。

ハリケーンや洪水、東日本大震災などの自然災害や戦争孤児の施設への援助、
マラリア治療などへの国際的な人道支援も行っており、
薬の行き渡らない地域の代替治療法として応用されています。

 PTSDやトラウマを始めとする研究で効果が認められ、エネルギー心理学のパイオニアとして、
米国心理学協会の治療オプションになっています。

ハーバード大学の研究では、特定のツボの刺激は、
PTSDやうつがあると過覚醒を起こす扁桃体の活動を沈静化し、
脳波を正常化し、セロトニンを増やすなど、脳科学からそのメカニズムを示すような結果が示されています。

また、HRV(心拍変動)の器械を使って、症状や自律神経改善の測定、研究も行っており、
今後、ますます臨床効果の背景にある脳科学や生理学的な研究が進んでいくと思われます。

ルワンダの子どもたち


  • キャラハン博士より
  • TFTが役立つ場面
  • ストレスケアの手順